ENo.
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 ENo.3796 Ell@☆


時は満ちた
絵: 自作 1 / 戴き物 1

位置20F-M2 = SKILL =
腕力5 1刹那12
11捧魂13
敏捷190 2計略15
12光霊12
器用10 3魅惑15
13静穏12
魔力5 4冥術13
14玻璃9
生命50 5夜の帳11
15ホールゲイル7
精神66 6鳥の舞12
16[プリエール13]
AP/総18 / 1073 7蜃気楼13
17[ジュニャーナ13]
CP54 8甦生13
18メルトダウン11
CLV34025 9風雲12
19ノクターン11
Link226 10反麻痺10
20セーフガード26

= EQUIPMENT =
1武器
風柳14緑印27鋭気5流水44
2防具青い欠片
回避24機敏28反乱21耐痺22
3装飾透き通ったなにか
回避33幸運1耐呪31耐痺28

[TAG] リンクフリー シャッグフォールを根絶する会
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IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[全てが廻り、繋がっている世界。

見えるものが、聞こえるものが、感じられるものが。これが幻想ではないと告げてくる]

(いや…… 思い出せ、ここへ来た目的を。
ここが何処なのか、現実なのかは、今はどうでもいい。
俺はそこへ行く。それだけだ)」
(2016-06-24 02:04:38 No.6875843 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「(感じるのだ。おまえのいる所を)

[俺は森の深くなる方へと歩み出す]」
(2016-06-24 02:08:34 No.6875873 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「(あのとき、おまえに呼ばれた気がした。
それは、忘れていた記憶。

おまえは俺の過去を、奥底を、覗いて……
それでも……
俺をここへと導いてくれる)」
(2016-06-24 02:28:26 No.6875992 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[木々は高さを増し、進む先は徐々に暗くなる]

(俺は知りたい。
まだ見ぬ何かを。

おまえが何を見て、何を感じて、何をなすのかを。
塔で俺と出会った、もりのこ、おまえの行く先を)」
(2016-06-24 03:23:36 No.6876195 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「(俺に折られるようなおまえではないと……
———信じている)」
(2016-06-24 03:26:40 No.6876203 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[どれだけ歩いただろう。俺は霧の中を進む]」
(2016-06-24 13:54:01 No.6877517 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[たちこめる霧に光の道筋が幾重にも連なり、木々は長い影を落とす。

静寂が森を満たしていた。あれほど生気に満ちていた生き物達の気配が今はない。下生えを踏みしめる音と湿った空気の伝える感触が、自分はここを歩んでいるのだと、俺にかろうじて自覚させる]」
(2016-06-24 14:39:28 No.6877634 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「(霧の向こうに……)」
(2016-06-24 14:43:01 No.6877643 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[———目の前の森が途切れる]」
(2016-06-24 15:27:51 No.6877748 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[俺はただ見上げた。

天を覆う枝の隙間から無数の光の帯が降り注ぎ、あたりを照らし出している。

この世界を何千年も何万年も見守ってきたのだと—— そう感じる程に。それは圧倒的な存在だった]」
(2016-06-24 15:38:39 No.6877772 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[俺は光の帯を辿る。導かれるように。
世界を支える根のふもとへと。

鮮やかな緑がそこで揺れていた]」
(2016-06-24 16:05:44 No.6877817 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[忘れるはずのない後ろ姿。俺は叫ぶ。
吐き出す声は音とならず、少女は何も答えない。
俺は息を噛みしめながら歩いてゆく]」
(2016-06-24 17:05:43 No.6877985 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[探し出した全てがそこにあった。木漏れ日に照らされる肌、輝きを透す髪、星を閉じ込めた瞳……

だが、その心は俺を捉えてはいなかった。
宙を見つめて、動かず、風に揺られている]」
(2016-06-24 17:39:59 No.6878128 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「[指先から零れ落ちるマナが、動かぬ瞳に青白い煌めきを映す]

(もりのこ、おまえの強さを俺は知っている……)

[俺は静かに手を差し出した]」
(2016-06-24 19:52:52 No.6878690 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) >>
(3542)「[……とおくなったいしきのおくのおく。]」
(2016-06-24 22:38:31 No.6879764 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[いろがかわる。なにかが、わたしのまえにある]



[おなじいろだけ、みつづけるつもりだったけど。


そのいろを、わたしはよくしっていたから。
そのいろを、わたしはもとめていたようなきがしたから。]」
(2016-06-24 22:40:56 No.6879786 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[わたしは手をのばす。
懐かしいそれに、触れる——]」
(2016-06-24 22:41:57 No.6879792 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) >>
(3796)「[たどたどしく触れる白い指先。輝きが淡く弾ける。

触れた感触に、おまえの命を確かめながら。
マナは言葉を伝える——]」
(2016-06-25 00:12:43 No.6880706 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) & 森の子さん(3542) >>
(3796)「——起きろ」
(2016-06-25 00:18:26 No.6880770 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) >>
(3542)「[流れ、巡り、駆けるのは。
ことば。マナ。
あなたのいのち。]」
(2016-06-25 03:47:30 No.6881926 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[青白い星の色で、あなたはわたしを染め上げる。

混ざり合う。わたしを溶かして、砕けた波のように白く煌めく。

波はわたしからあふれて光となって。光は波紋となって世界を覆ってゆく]


[やがてしろはすべてをつつんで——]」
(2016-06-25 03:48:49 No.6881930 20F-M2) RE


IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[——とりのこえ。]」
(2016-06-26 20:31:28 No.6893943 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[木々は風に靡いて、乾いた葉擦れの音を奏でていた。

薄く目を開く。草枕は朝露で濡れていた。幾層にも重なった葉のカーテン越しにちらちらと明るい空が見え隠れし、それが水滴に映り、仄かな色の変化をつくる]


[冷えた地面に手を付け、ゆっくりと身を起こす。柔らかな、まだ温まっていない風が通り過ぎていった]」
(2016-06-26 20:33:29 No.6893957 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「(あれ、わたし、どうして起きているんだろう……)

[あたりには、おそらく結界をつくっていたはずの枝と根が散らばっていた。
すでに幾年も時を経たかのように苔や蔓に覆われている。けど、あれから何日も経っていない。わたしにつながっていたはずだったのに、何故かばらばらになっている。
心当たりは……よくわかんない]」
(2016-06-27 03:31:46 No.6897401 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[ここでなにがあったんだろう?
なにかすごくだいじな夢をみていた気がする。
それに、ばらばらになった結界を見てもかなしくならなかったし、むしろ今が幸せで、懐かしい。

あの白いローブの背中が脳裏をよぎる。

……会っていた、ような]」
(2016-06-27 03:42:54 No.6897412 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[立ち上がる。すぐそこの陽だまりまで、2、3歩。

立った時の身の軽さも、少し高くなった目線も、足を踏み出すたび肌に当たる光や風の心地よさも、すべてが新鮮で、楽しい。

木と太陽がつくりあげるスポットライトの真下。ぱっと世界が眩しくなる。初夏の日差しは強く、優しく、わたしの輪郭を浮かび上がらせた]」
(2016-06-27 03:46:13 No.6897415 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[生きているのが、心地良い。くるりと一回転。髪がふわりと広がり、光を吸って青く煌めく。

……なんとなく、焚き火の香りがした、気がして。

見回すと、光を透かした葉裏。優しい木の幹。淡く色づく遠くの空気。視線を落とすと、揺れる鮮やかな緑と、その先に咲かせた小さな花、集まって踊る虫たち……と、

横たわった、見慣れた白いローブ]」
(2016-06-27 03:47:49 No.6897417 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「……えるたそ?」

[駆け寄って、しゃがみ込んで。
横向きの身体。腕の隙間から手を入れ、胸に当てる。……息はしてる。してるけど、こんな無防備で寝てることなんて、触っても気付かないことなんて、いままでなかった。
いつもは爪からしか出ないマナが、身体全体から漏れていた。見慣れたローブはところどころ裂けていた……まるで枝に引っかかったかのように]」
(2016-06-27 03:51:33 No.6897420 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「わたし、は……っ、」

[すべてが繋がる。目が覚めた理由も、解けた結界も、あなたがここにいるのも、ほんとうの名前も、ぜんぶ、ぜんぶ]

「……ね、あなたはわたしを起こしてくれた。
わたし、あなたと一緒に旅がしたい。そう思った。だから……」
(2016-06-27 03:54:22 No.6897421 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「わたしに折られるようなあなたではない。
——そうだよね?」
(2016-06-27 03:55:42 No.6897423 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[隣に寝転ぶ。
背中に手をまわして、ぎゅっと抱きしめて、
密着した肌に、わたしのマナを流す。

境界線が溶け合う。どちらがどちらか、わからなくなりそうなくらいに]

[青白い星の色と、深い海の色が混ざる——]」
(2016-06-27 21:42:10 No.6900044 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) >>
(3796)「(もりのこ…?)」
(2016-06-28 22:11:16 No.6906254 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) >>
(3542)「[身体が締め付けられる。力強く、優しい。大きな腕は私をしっかりと抱きしめて、離れることを許さない。体温がさっきより強く感じられる。
びっくりして、思わずマナを出す手が止まる。

胸にうずめていた顔を上げて、見てみる。……瞼は閉じられたままだ。
寝て、る?]

「……えるたそ? おきたの?」
(2016-06-29 00:41:31 No.6907590 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) >>
(3796)「ああ、おはよう……」
(2016-06-29 00:59:22 No.6907737 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) >>
(3542)「…………」

[いつから起きてたの。黙って胸板を指でつつく。抗議の意。

マナは安定してきたようで、つついた跡から漏れることもなかった。

つんつんするたびに少し嫌な顔をされる。
けど、そんな顔ができる程度に意識はあるようだ。いつから起きてたのかは気にしないであげる]」
(2016-06-29 02:07:54 No.6908116 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) & Ell(3796) >>
(3542)「[伝わる声もはっきりしていた。しばらくつついて満足したのでやめる]

「えるたそ、おはよ」
(2016-06-29 02:10:02 No.6908126 20F-M2) RE

IC 森の子さん(3542) >>
(3796)「もう、大丈夫だ」
(2016-06-29 02:12:27 No.6908134 20F-M2) RE DEL

IC Ell(3796) >>
(3542)「[マナから伝わる声に安堵して。

わたしはゆっくりと立ち上がって、大きく背伸びをした。朝の風が吹き抜けて、陽射しがふたりを照らす。

湧き上がる気持ちを抑えられずに、座ってこちらを見上げる彼に声をかける]

「行こう、えるたそ」



[——旅は始まる]」
(2016-06-29 02:32:57 No.6908210 20F-M2) RE


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